【山梨】8・15考えるつどい
「週報」から戦時中の生活読み解く
山梨県平和委員会は15日、同県原水協との共催で「8・15を考える県民のつどい」を甲府市内で開催しました。
第1部では、佐藤弘・元山梨学院大非常勤講師が「『週報』に表れた1945年」というテーマで講演しました。戦時中に内閣情報局が発行していた国策宣伝誌、「週報」。戦時の国民生活のあり方を特集し、隣組の指針としても活用されていました。佐藤氏は、1945年の週報が「野草も決戦食糧に」と野草の調理法などを紹介していることなどを紹介し、戦時中の日常生活がいかに政府や軍部によって形づくられていたのかを明らかにしました。
第2部は、原水爆禁止世界大会に参加した4人が大会の様子や感想を報告。若い参加者は、「直接原爆を体験していなくても体験した人の話をよく聞いて自分のものに落とし込むことが大事だと学んだ」「継承とは何かを考えさせられた」などと感想を語りました。
��平和新聞2019円8月25日号)