「敵基地攻撃」能力保有の柱であるF35戦闘機配備問題について、日本平和委員会と関係各県平和委員会が7日、学習交流会をオンラインで開催しました。
F35は敵のレーダーに認識されにくいステルス性の戦闘機で、米軍は山口県・岩国基地に短距離離陸・垂直着陸型のF35Bを配備。航空自衛隊は、すでにF35Aが配備されている青森県・三沢基地の他、石川県・小松基地、宮崎県・新田原基地に配備を予定しています。また愛知県では整備拠点化が進んでいます。
基調報告したながさき平和委員会の冨塚明事務局長は、F35Aは射程500㌔の巡航ミサイルを搭載し、空中給油機と組み合わせれば長距離戦略爆撃機に匹敵することや、いずも型護衛艦はF35Bを搭載することで「攻撃型空母」に匹敵することなどを解説。航空自衛隊が「専守防衛」から敵基地攻撃部隊へ変貌しており、戦争法と結び付けば全面戦争を招きかねないと批判しました。
(平和新聞22年5月25日号)
録画をインターネットでご覧になれます→ F35戦闘機の危険性を学ぶ(学習交流会)