【秋田】空襲犠牲者を追悼
土崎空襲「平和祈念式典」
秋田市で14日、アジア太平洋戦争最後の空襲となった「土崎空襲」の犠牲者を追悼する「平和祈念式典」が行われ、土崎港近くの会場に180人が集いました。
式典のはじめにあいさつした土崎港被爆市民会議事務局長の伊藤紀久夫さんは、土崎空襲の経緯を述べた後、「イージス・アショア問題が出現した今、ただ過去を学ぶだけでは済まなくなりました。私たちは戦争につながるすべてのものを廃し、平和の大切さを発信し続けます」と述べました。
参加者全員による献花の後、14人の小・中学生が「平和のメッセージ」を発表しました。「正義のための戦争なんてあり得ない」「二度と戦争を起こさないために私たちは勉強しなければならない」といった中学生の言葉も印象的でしたが、小学5年生の「イージス・アショアが戦争につながるのではないかと心配でなりません」との発表は特に心に残りました。
最後に、詩人のいとうのぼるさんが詩の朗読の中で次のように述べ、閉式しました。
「空も海も世界中につながっている。なのになぜ、人と人の心はつながり合えないんだろう。自分に問いかけてみよう」(福木)
��平和新聞2019年8月25日号)