東京・中央区平和委員会は、10月22、23日、福島への平和バスツアーを、12人の参加で行いました。郡山市平和委員会の坪井顕雄さんにガイドをしていただきました。
初日は白河市のアウシュヴィッツ平和博物館を見学後、郡山に移動して福島の空襲被害、とりわけガソリン添加剤「四エチル鉛」を作っていた保土谷化学郡山工場への空襲について、郡山地域の戦争と平和を考える会の荒井三夫さんからお話を聞きました。
翌日は、福島市の信夫山にある旧中島飛行機の地下軍需工場跡を見学しました。山道を探索し、近所の農家の老婦人の証言なども得て、入り口を探し当てました。戦後、保存・公開を求める運動もありましたが、入り口が塞がれ現在に至っているとのことでした。
戦争中、外国人捕虜の収容所として使われたノートルダム修道院にも立ち寄りました。
東日本大震災と津波による原発事故で二重の被害にあっている福島に対し、我々が行くことで少しでも激励になれば、という思いがあったのですが、福島県議会で「原発廃炉」「TPP参加反対」を決議させた福島県の平和・民主勢力の元気な活動に励まされ、泊まった飯坂温泉の湯と安達太良の紅葉に癒され、逆にこちらが元気をもらって帰って来ました。(長谷川)