【京都】創立60年のつどい
畑田代表理事が講演
京都平和委員会は10月22日夕、京都市内のホテルで「京都平和委員会創立60周年記念のつどい」を開催しました。つどいには、京都の民主、労働、平和友好などの団体代表、各地域の平和委員会の仲間が集まりました。
第一部では、日本平和委員会の代表理事畑田重夫さんの特別講演、日本平和委員会常任理事の川田忠明さんの記念講演が行われました。
京都に特別の縁を持ち、京都の平和運動をいつも気にかけてくださっている畑田先生は今年米寿を迎えられた年を感じさせない元気さで熱い思いを語っていただきました。大学時代に「ペンを捨て銃をとれ」と強制で陸軍に入隊されましたが、生まれつきの虚弱体質で、入院している間2000人中一人だけ生き残り全員が戦死。生きて戦後を迎えたものとして、1999人分の仕事をせねばと、命がけで平和運動に携わっておられます。命がけで実践してきた平和運動、平和委員会という伝統のある組織をなんとしても強く大きくしなければならないと、心を込めた入会の訴えがありました。
川田さんの講演は、「変化する世界と平和運動」と題して、「アラブの春」から、ウォール街に始まった反貧困・反格差の世界同時行動、日本の反原発集会、沖縄の普天間基地の県内移設反対のたたかいなど、草の根のたたかいと社会的連帯の発展が世界を動かしていることを、具体的事実で示され、たいへん確信になるお話をしていただきました。
第2部は、参加者からお祝いのメッセージをいただきながら各テーブルで交流も行われました。スピーチでは、畑田先生の熱い訴えに応え、「入会します」と申込書を持ってのスピーチもありました。
当日は6人が入会しました。また、平和新聞読者が1人、平和運動誌読者が3人増えました。(蔭山)