宮城県平和委員会は10月18日、「心のリフレッシュ」と戦争遺跡調査を目的に、福島県の安達太良山登山を行いました。県平和委が企画する「戦跡ウォーク」の一つで、今回は8回目。10人が参加しました。
あだたら渓谷自然遊歩道の散策と、標高1700㍍の安達太良山頂上にある戦争遺跡を目指した登山との二手に分かれ、それぞれ標高1322㍍の薬師岳から出発です。
「きれいねェー」と黄葉・紅葉に感激、大自然が織りなす景観を楽しみながら登ります。頂上には「八紘一宇」の石碑があり、「知らなかった。びっくり」と参加者たち。「『八紘一宇』って何だ」という人には「広辞苑には『太平洋戦争期におけるわが国の海外進出を正当化するために用いた標語で、世界を一つの家にする意』とあります」と紹介、「『満州事変』から80年、過去の出来事と言っていられないね」などと感想を出し合いました。(熊谷)
��平和新聞2011年11月5日号)