【声明】B52戦略爆撃機の横田基地への着陸に抗議する――非核三原則を厳守せよ

2024/04/05

声明・談話

米B52戦略爆撃機の横田基地への着陸に抗議し、
非核3原則の厳守と核搭載可能機の着陸拒否を求める

2024年4月5日
日本平和委員会、東京平和委員会

 4月2日に米軍横田基地(東京)にB52H戦略爆撃機1機が着陸し、4月4日に離陸したことが明らかになった。
 米インド・太平洋軍の準機関紙「スターズ・アンド・ストライプ(星条旗)」によると、これはグローバル・ストライク・コマンド(地球規模攻撃軍団)の中で最大の第2爆撃航空団(米ルイジアナ州バースデール空軍基地)所属で、その使命は「戦略的抑止(※核兵器による抑止)、世界的攻撃、戦闘支援を提供すること」にあるとされる。航空自衛隊第8航空団(福岡県・築城基地)のF2戦闘機4機と韓国空軍F15戦闘機2機、米軍のF16戦闘機3機とB52戦略爆撃機2機が「韓国上空での演習に参加」した後、うち1機のB52が横田基地に着陸した。インド・太平洋軍のホームページによれば、この演習はB52の「3国間護衛訓練」で、今回が3度目だったとされる。
 またそれは、この演習が「北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した同日に行われ」「北朝鮮の進行する核・ミサイルの脅威を抑止し、対応する能力を向上させるために行われた」ことも明らかにしている。横田基地に着陸した原因については(横田基地広報官は)「言及しておらず、航空団は星条旗の写真撮影要請を拒否した」とされている。
 B52が横田基地に着陸したのは、昨年7月12日に「緊急着陸」を理由に着陸して以来2回目だが、今回は理由も明らかにせず、無通告で着陸したことになる。
 以上の事実は、極めて重大な問題を明らかにしている。
 B52は紛れもなく核兵器搭載任務を持った戦略核兵器である。これが日本領域に着陸することは、非核三原則から許されないはずである。政府の建前から言っても事前協議が求められる大問題である。理由も明かさず、無通告で着陸するなど、断じて許されない。これが許されれば、核搭載機が公然と自由に離発着することが放任されることとなる。
 また、日米政府はこの間、拡大抑止協議(昨年6月28日)で、「米国の戦略アセット(※核兵器)の可視性を増大させる」ことを確認し、この流れの中でB52の日本周辺での飛来と自衛隊・韓国軍機との演習がくりかえされている。昨年8月19日の日米韓首脳会談では日米と米韓の軍事的一体化が合意され、10月19日には、B52が韓国軍基地に初めて着陸し、同22日に初めて米B52戦略爆撃機と日韓戦闘機の護衛訓練が行われた。つまり、これらの行為は、単なる演習ではなく、核兵器禁止条約が禁止した核兵器によって他国を威嚇する行為として行われているのである。そのために横田基地が使用され、自衛隊機がその演習に参加することは、非核三原則の精神に反するものと言わなければならない。
 私たちは、こうした見地から、今回のB52戦略爆撃機の横田基地着陸に断固として抗議すると共に、今後、核搭載可能機の着陸を断じて拒否すること、米軍との核兵器による威嚇の演習への自衛隊機の参加を行わないことを、厳しく求めるものである。

カウンター〈21/06/18-〉

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