「代執行」による大浦湾埋立て工事強行に断固抗議し、
その中止を求める
2024年1月11日 日本平和委員会
沖縄・辺野古新米軍基地建設をめぐり、岸田政権は1月10日、軟弱地盤の広がる大浦湾の埋め立て関連工事への着手を強行した。
政府は昨年末、軟弱地盤の改良工事に伴う設計変更申請に対し、国が県の承認権を取り上げる「代執行」に史上初めて踏み切った。これは、これ以上の基地負担を拒否する沖縄の民意と、国と対等とされている地方自治体の権利を蹂躙する暴挙である。
しかも、2013年に沖縄防衛局が埋め立て承認を受けた際の「留意事項」で、環境保全等について事前に沖縄県と協議することを義務づけられ、県が協議を求めているにもかかわらず、これを無視して工事を強行したものであり、二重、三重に民主主義を蹂躙する暴挙である。断じて許されない。
しかし、この工事は、民意に背いているという点でも、水深90メートルに広がる軟弱地盤を改良する技術がないという点でも、この地域を走る活断層によって崩壊の危険があるという点でも、完成の見込みのない無謀な計画である。このような基地建設のために2・5兆円以上の血税を投入し、世界的にも貴重な生物多様性豊かな海を壊すという、「世紀の愚行」そのものである。
政府は昨年末、軟弱地盤の改良工事に伴う設計変更申請に対し、国が県の承認権を取り上げる「代執行」に史上初めて踏み切った。これは、これ以上の基地負担を拒否する沖縄の民意と、国と対等とされている地方自治体の権利を蹂躙する暴挙である。
しかも、2013年に沖縄防衛局が埋め立て承認を受けた際の「留意事項」で、環境保全等について事前に沖縄県と協議することを義務づけられ、県が協議を求めているにもかかわらず、これを無視して工事を強行したものであり、二重、三重に民主主義を蹂躙する暴挙である。断じて許されない。
しかし、この工事は、民意に背いているという点でも、水深90メートルに広がる軟弱地盤を改良する技術がないという点でも、この地域を走る活断層によって崩壊の危険があるという点でも、完成の見込みのない無謀な計画である。このような基地建設のために2・5兆円以上の血税を投入し、世界的にも貴重な生物多様性豊かな海を壊すという、「世紀の愚行」そのものである。
私たちはこの工事をただちに中止し、計画を撤回することを、断固として求めるものである。