【声明】オスプレイの飛行中止と撤去を改めて求める

2023/09/18

声明・談話

防衛大臣・木原 稔殿
 
相次ぐオスプレイの緊急着陸に抗議し、
全てのオスプレイの飛行中止と撤去を求める
 
2023年9月18日 日本平和委員会
 
 9月16日午後、大分空港に米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイが緊急着陸し、滑走路が15分間閉鎖され、民間機3機の発着に遅れが出た。この機体は、昨年3月29日に沖縄・新石垣空港に緊急着陸したものと同じである。
 この間、9月14日にも、MV22オスプレイ計4機が、新石垣空港と鹿児島県奄美市の奄美空港に相次いで緊急着陸する事態が起こっている。また、8月31日には、静岡県焼津市の航空自衛隊静浜基地に自衛隊Ⅴ22オスプレイ1機が「予防着陸」し、防衛省は摩耗したギアの部品を交換するため約1か月半を要すると公表した。
 さらに、米軍のオスプレイは、今年8月27日に米海兵隊MV22オスプレイが訓練中に墜落して5人の乗務員の命が失われたのをはじめ、この1年半で3回墜落し、12人の命が失われており、6月のカリフォルニアでの墜落事故は、クラッチの不具合=HCE(ハード・クラッチ・エンゲージメント)が原因であることを、米軍調査報告書自身が認めている。そしてその原因はいまだに解明されず、対策も確立していないことを認めている。
 わたしたちはこの間、くり返しこのいつ落ちてくるかしれない、そして対策も確立していないオスプレイは、米軍・自衛隊問わずすべて飛行中止し、撤去すべきだと要求してきた。再び起きた一連の異常事態は、その危険性をいっそう浮き彫りにするものと言わなければならない。
 私たちは、それぞれの緊急着陸の実態と原因を明らかにすることを求めると共に、改めて、ただちにすべてのオスプレイの飛行中止と撤去を求めるものである。

カウンター〈21/06/18-〉

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