【声明】相次ぐ緊急着陸――オスプレイは飛行を止めよ

2023/09/15

声明・談話

防衛大臣・木原 稔殿

相次ぐオスプレイの緊急着陸に抗議し、
全てのオスプレイの飛行中止と撤去を求める
 
2023年9月15日 日本平和委員会

 9月14日午後、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイ計4機が、沖縄県石垣市の新石垣空港と鹿児島県奄美市の奄美空港にそれぞれ緊急着陸した。

 新石垣空港には午後3時過ぎに2機が着陸。うち1機に不具合が発生したためだとされる。奄美空港には午後2時過ぎに2機が着陸し、午後2時56分に1機が離陸した。

 また、8月31日には、静岡県焼津市の航空自衛隊静浜基地に自衛隊Ⅴ22オスプレイ1機が「予防着陸」し、防衛省は摩耗したギアの部品を交換するため約1か月半を要すると公表した。

 さらに、米軍のオスプレイは、今年8月27日に米海兵隊MV22オスプレイが訓練中に墜落して5人の乗務員の命が失われたのをはじめ、この1年半で3回墜落し、12人の命が失われており、6月のカリフォルニアでの墜落事故は、クラッチの不具合=HCE(ハード・クラッチ・エンゲージメント)が原因であることを、米軍調査報告書自身が認めている。そしてその原因はいまだに解明されず、対策も確立していないことを認めている。

 わたしたちはこの間、くり返しこのいつ落ちてくるかしれない、そして対策も確立していないオスプレイは、米軍・自衛隊問わずすべて飛行中止し、撤去すべきだと要求してきた。再び起きた一連の異常事態は、その危険性をいっそう浮き彫りにするものと言わなければならない。

 私たちは、それぞれの緊急着陸の実態と原因を明らかにすることを求めると共に、改めて、ただちにすべてのオスプレイの飛行中止と撤去を求めるものである。

カウンター〈21/06/18-〉

自己紹介

自分の写真
日本平和委員会は、北海道から沖縄までの津々浦々で、草の根から平和を築くために活動しているNGO(非政府組織)です。

こちらのブログは「平和新聞」掲載の記事を中心に紹介しています。

ご入会・ご購読、絶賛受付中です!

日本平和委員会→ http://j-peace.org/

このブログを検索

アーカイブ

ラベル

QooQ