沖縄県知事選挙での玉城デニー氏の再選を心から歓迎する
――政府はただちに辺野古新米軍基地建設を中止せよ――
2022年9月12日 日本平和委員会
一、昨日行われた沖縄県知事選挙で、辺野古新米軍基地建設反対、普天間基地の閉鎖・撤去を求める「オール沖縄」の代表・玉城デニー知事が再選されたことを心から歓迎する。これは、辺野古新基地建設推進を明確に掲げた自公政権丸抱えの相手候補に6万票差をつけての圧倒的勝利であった。県知事選挙で三度連続表明された辺野古新基地建設ノーの県民の強固な意思を重く受け止め、政府はただちに辺野古新基地建設を中止し、普天間基地の一刻も早い運用停止と閉鎖・撤去のために努力すべきである。
一、玉城知事はまた、本土復帰50年に当たる今年、新たな「建議書」を発表し、「基地のない平和な島」の実現にいっそう取り組むこと、平和的な外交・対話によりアジア太平洋地域の平和に寄与する役割を果たすことを、日本政府に求めてきた。そして、選挙戦でも「沖縄を再び戦場にするな」と訴え、当選後の記者会見でも、「有事」を想定した基地増強に反対し、平和外交で地域の平和に貢献する沖縄をめざすことを表明した。こうした憲法の精神に立脚し平和を希求する玉城知事が再選された意義は、極めて大きい。
一、この知事選挙勝利のために、全国の平和委員会の仲間は、学習会や連帯行動、支援募金、現地に赴いての支援活動など、多彩な活動を旺盛に繰り広げ、勝利に貢献した。このことに誇りを持つとともに、辺野古新基地建設阻止、普天間基地の運用停止・閉鎖・撤去、「基地のない平和な沖縄」めざす県民のたたかいに今後とも固く連帯し活動を強める決意を、ここに表明するものである。