CV22オスプレイはじめすべてのオスプレイの飛行中止と撤去を求める
2022年8月19日 日本平和委員会
米空軍は、CV22オスプレイの事故が相次いでいるとして、全機を当面飛行停止にしたと明らかにした。東京・横田基地に6機配備されている機体も地上停機していることが確認されている。米空軍によると、飛行中のクラッチの不具合による事故が、2017年以降で計4件、過去の6週間で2件発生したという、
不具合について担当者は、エンジンの1つとプロペラのローターをつなぐクラッチが何らかの原因でかみ合わなくなると明らかにし、その際、パイロットは緊急着陸せざるを得なくなり、パイロットが機体を制御できず事故を招く恐れもあると指摘したという(東京新聞8月19日付)。
そもそも特殊作戦を任務とするCV22は、米軍用機の中でも最も事故率の高い危険な軍用機であり、私たちはその配備に反対し、撤去を求め続けてきた。実際に、横田配備のCV22はこの間も各地で緊急着陸をくり返している。今回明らかになったCV22の不具合は、いよいよこの軍用機を飛ばしてはならないことを浮き彫りにしている。
私たちは、今回明らかになった不具合の徹底究明とCV22の飛行中止、そしてその撤去を強く求めるものである。また、普天間配備の米海兵隊MV22オスプレイも、千葉・木更津配備の自衛隊のオスプレイも、CV22と構造は基本的に同じであり、同様の危険があると疑わざるを得ない。この点で、私たちは、海兵隊と自衛隊のオスプレイの全機飛行停止と総点検、そしてその撤去を、併せて求めるものである。