ロシア大統領・ウラジミール・プーチン殿
ロシアによるウクライナ攻撃に断固抗議し、即時中止を求める
2022年2月24日 日本平和委員会
本日、ロシア国防省は、ウクライナの軍事基盤、防空兵器、軍事飛行場、空軍を対象とした精密攻撃を行っていると表明。「ウクライナの防空システムを制圧した。空軍基地の軍事施設も破壊した」と発表した。一方、ウクライナのクレバ外相は「プーチンがウクライナへの全面侵攻を開始した。平和なウクライナの都市が攻撃されている。これは侵略戦争だ」と発信した。
このロシアの攻撃は明らかに、国連憲章違反の無法な侵略行為そのものである。この攻撃のエスカレートは、無辜の市民に多大な犠牲と被害をもたらしかねない。しかもロシアは核保有大国であり、攻撃に先立つプーチン大統領の演説でもロシアが世界最大の核保有国であることを強調し、威嚇を強めている。これは、核兵器禁止条約が禁止した核兵器による威嚇を背景にした武力攻撃であり、断じて許されない。また、ウクライナにはチェルノブイリ原発事故現場はじめ多数の原発が存在している。この武力行使は核の惨禍を生み出す危険もはらんでいる。
私たちは、貴職に対し、ただちにこの無法な武力攻撃、侵略行為を中止するよう求めるものである。