9月22日に東京・米軍横田基地所属のCV22オスプレイが仙台空港へ緊急着陸した問題で、宮城県平和委員会は翌23日に現地で抗議のスタンディングを実施しました。同27日には東北防衛局へ申し入れを行いました。
仙台空港へは、昨年2月にも沖縄県・米海兵隊普天間基地所属のMV22オスプレイが緊急着陸しており、地元では不安が広がっています。
23日は県平和委員会の緊急の呼びかけに4人が駆け付け、オスプレイが停まる仙台空港の脇で「オスプレイ来るな」「米軍は出て行け」の看板を掲げて抗議しました。
27日は安保破棄・諸要求貫徹県実行委員会として防衛局へ申し入れ。横田基地のオスプレイの撤去や飛行訓練中止のほか、飛行ルートを明らかにすることを米国政府に申し入れること、関係自治体へ情報提供を行うことなどを求めました。
対応した企画部業務課課長は、仙台空港の管制官とのやり取りなど情報開示の求めに対し、「基本的には米軍に情報提供をお願いしている。もし仙台空港からの情報を入手したとしても、米軍が公表してもいいという情報しか公表できない」などと回答。県平和委員会の武井あおい事務局長は「日本の主権より米軍を優先させるのか」と批判しています。
(平和新聞21年10月15日)
