航空自衛隊新田原基地(宮崎県新富町)への最新鋭ステルス戦闘機F35Bの配備方針を、防衛省が基地周辺2市3町と県へ7月15日に正式に説明したのを受け、地元の新富町で7月25日、有志による緊急学習会が開かれました。
県平和委員会理事で新富町議の吉田貴行さんが、九州防衛局が示した資料を紹介し、計画について解説。基地建設が強行される鹿児島・馬毛島と連動するとともに、弾薬庫建設や日米共同訓練の激化など、新田原基地の軍事拠点化が進んでいると話しました。
さいと・こゆ平和委員会事務局長の佐川嘉正さんは、「F35Bは『敵基地攻撃』を目的とする航空機で、専守防衛の自衛隊にふさわしくない」と強調。国防のため配備は必要だという地元首長らのコメントを紹介し、「日ごろは憲法に基づき地方自治を担っているのに、国防となると憲法が見えなくなる。9条を持つ国としての国防論を議論しよう」と呼びかけました。