名古屋市緑区で5月29日、地域平和委員会が発足しました。結成総会にあわせて記念講演が行われました。
講演では、弁護士の濱嶌将周さんが土地利用規制法案について解説。自民党が改憲案で提案する非常事態条項を先取りするもので、市民の監視と権利の制限を日常化する法律だと批判しました。
結成に向けては、昨年10月に準備会を立ち上げました。すでに名古屋市内の5区に地域組織があるのに加え、千種区・名東区平和委員会結成の動きにも触発されました(5月9日結成)。相談会議を重ね、日本平和大会などの視聴会や被爆体験を聞く企画、青年の平和意識を学ぶ企画に取り組んできました。
総会で確認した活動の柱は、学習と例会を行うこと、目に見える行動をすることです。16日に開いた結成後初めての世話人会議は、土地利用規制法の強行採決直後。怒りを共有し、総会での学習を力にしようと議論しました。
今後、例会・学習会を3カ月に1回開くことにしています。8月は2人を講師に、被爆と戦争の体験を聞く企画を予定しています。また、同区原水協が毎月行う核兵器廃絶を求める69行動に、平和委員会も参加を呼びかけようと確認しました。