【名古屋・緑区】
準備会が学習会
被爆証言初めて聞く人も
名古屋市の緑区平和委員会準備会は3月24日、「被爆体験から学ぶ」学習会を開催しました。
講師は区内在住の会員・沢田昭二さん (日本原水協代表委員)。旧制中学2年で被爆しました。火が迫るなか柱に挟まれ動けない母から「逃げろ」と説得された体験、広島大在学中に起きたビキニ事件の後、いち早く原水爆展を企画したことなどを話しました。
参加者は「父母の戦争体験は少し聞いたが、被爆者の話は初めて聞いた」「戦争を伝えるのが自分たちの義務。生の声を自分の声として受け止められるよう子や孫に伝えなければ」などと感想を交流しました。
緑区には約50人の会員がいます。昨年10月に結成に向けて動き始めました。世話人を置き、平和委員会結成の意義や、若者の平和意識について議論を重ねてきました。
準備会事務局長のKさんは、「莫大な防衛費のツケを子や孫に負わせるのは耐えられない。会員を増やしてこれを止める力にしたい」と結成へ意気込みを語りました。
��平和新聞2021年4月5日号)