【大阪・和泉】
コロナ拡大を受け要請
陸自は「訓練中止を」
大阪平和委員会と和泉平和員会などは3月10日、陸上自衛隊信太山駐屯地(和泉市)での新型コロナ感染拡大を受け、駐屯地指令に対して情報公開と訓練中止を申し入れました。
要請側は、自衛隊内で「三密」は避けられないと強調した上で、感染が発生した場合は直ちに公表すること、感染予防策を明らかにすること、いっさいの訓練を中止すること、米軍との共同訓練を中止することなど6項目を申し入れ、対応した広報室長に渡しました。
広報室長は「時間をかけて検討・対応する」と述べるにとどめ、具体的な感染防止策や訓練中止の可否には触れませんでした。
防衛省によれば全国の自衛隊内で786人、信太山駐屯地で15人の感染が明らかになっており(1月19日現在)、要請側がこの数字についてただすと、広報室長は「感染者は2人増えて17人。クラスターは出ていない」と回答しました。
��平和新聞2021年4月5日号)