【岐阜・関】
平和学習充実を
29人で議会傍聴
岐阜県の関市平和委員会は核兵器禁止条約に関する市長見解を聞こうと、3月3日の市議会傍聴を呼びかけました。議会事務局が傍聴席のほか別室を用意し、29人が傍聴しました。
この日は共産党の小森敬直議員が条約批准に向けた市の取り組みについて質問。市側は「関市は平和首長会議に参加しており、これを通して前進させたい」と述べました。尾関健治市長は自身の子どもと広島・長崎を訪ねた経験に触れ、核廃絶の決意を語りました。
吉田康雄教育長は、改めて条約を読んだと述べ、「条約は人類の英知を掲げた内容。発効を契機に学校の平和学習を改めて考えたい」とし、中学生の広島・長崎への派遣を検討したいと答えました。
同平和委員会は市内8カ所の金融機関で「原爆の絵展」を開催してきました。今後は中学校で展示できるよう、各校や教育委員会へ働きかける計画です。
��平和新聞2021年4月5日号)