【福岡】
漁港で水際地雷訓練
「中止を」抗議集会に100人
福岡県糸島市の漁港地域を使用した陸上自衛隊の訓練に対し、抗議集会が3月21日、漁港近くの公園で開かれ、県内外から約100人が参加しました。主催は地元11団体でつくる「水際地雷敷設訓練の中止を求める実行委員会」です。
訓練を行うのは小郡駐屯地の第5施設団で、3月19~25日に福吉漁港の沿岸と沖合でダイバーによる水中偵察と水際地雷敷設装置の航行を実施するもの。自衛隊による漁港周辺施設の利用に関する手続きは市の担当者との間のみで行われ、2月下旬に地元区長会へ説明がされたものの、市長が知ったのは3月11日、議会への報告は15日でした。
実行委員会は3月16日に駐屯地へ中止を申し入れ。19日には市に対し、「平和都市宣言をした糸島市は、自衛隊の軍事訓練の協力者になるべきではありません」とし、訓練中止とともに議会や市の「非民主的対応」が今後ないよう求めています。
集会で福岡市平和委員会の比江嶋俊和代表理事は、「糸島の皆さんのたたかいを博多の町にも広げて、全国の軍事訓練ストップのためともに頑張りましょう」と訴えました。
��平和新聞2021年4月15日)