【埼玉】
コロナ問題で県と懇談 「宣言中は訓練中止を」
米軍や自衛隊内で新型コロナ感染が拡大している問題で、埼玉県平和委員会は2月18日、県の各担当課と懇談しました。
県平和委員会は、先に行った外務省、防衛省との懇談で得られた米軍・自衛隊の感染状況を報告。「県としてもきちんと把握してほしい」と求めました。
県側は、現在の感染は航空自衛隊が9人、陸上自衛隊大宮駐屯地が7人、朝霞駐屯地が17人、防衛医大は0人だと報告。自衛隊の感染者も所轄の保健所から県に報告が来るとした上で、「これまで陸上自衛隊は危機管理課が、航空自衛隊は企画総務課が、各基地から参考として資料提供を受けていた」が、「今後は陸自・空自・北関東防衛局からの情報は企画総務課で把握するようにする」と回答。県民からの問い合わせにも応じると話しました。
米軍の感染については、渉外知事会を通じるなどして国に定期的な要望や緊急要請をし、情報提供を求めていると述べました。
県平和委員会は、「少なくとも緊急事態宣言中は、米軍や自衛隊の訓練を中止するよう国に求めてほしい」と要請しました。
��平和新聞21年3月15日号)