【大阪・東住吉】
「ビキニ」墓前祭に参加して
「核兵器は全体禁止」
大阪市・東住吉平和委員会役員会は4日、アメリカのビキニ水爆実験による被ばくで亡くなった久保山愛吉さんを悼んで1日に静岡県焼津市で行われた墓前祭に参加した、大阪宗教者平和会議の長田護さん(同区正念寺住職)に話を聞きました。
長田住職は、ビキニ被災は第五福竜丸乗組員だけではなく「乗組員の家族も差別と偏見にされされてきた」と強調。元乗組員として事件を語り続けてきた大石又七さんが「慰謝料が支払われたことなどでねたみを買い、故郷から逃げるように上京した」ことを紹介、長田住職は「久保山さんの『原水爆の犠牲者は、私を最後にしてほしい』との言葉を胸に刻み、核兵器は絶対禁止しなければなりません」と訴えました。
��平和新聞2021年3月25日号)