【愛知】
中高生対象に 戦争と教会の歴史学ぶ
愛知県平和委員会は12月19日、小中高生を対象にした「平和のフィールドワーク」を開催しました。6世帯から中高生11人を含む22人が参加しました。日本キリスト教団名古屋中央教会で「クリスマスと平和」のお話しを聞き、リース作りをしました。
草地大作牧師は、「どうしてクリスマスにプレゼントがあるの」などと切り出し、戦争と教会の歴史を解説しました。名古屋中央教会はアメリカ人が設立したため、戦争中は「スパイがいる」と石を投げ込まれました。草地さんは、教会がその反動で戦争協力の先頭に立ち、礼拝の最初に天皇を拝むようになったこと、募金を呼びかけ戦闘機2機を贈ったこと、戦後は日本基督教団として戦争の「責任についての告白」をしたことなどを紹介。「『平和の子』イエス・キリストは、『あなたの敵を愛しなさい』と教えた。教えを共有し、世界から戦争をなくしたい」と話しました。
参加した親は「子どもへ平和の思いを伝えることはこんな機会がないとできない。企画してくれてありがとう」などと感想を寄せました。(平和新聞2021年1月25日号)