【千葉】
敵基地問題で学習会 憲法切り口に学ぶ
千葉県平和委員会は5日、「敵基地攻撃能力」保有問題に関する学習会を千葉市内で開催しました。約30人が参加しました。
講師の舩澤弘行弁護士は、国際法と日本国憲法に照らして問題点をまとめました。憲法の戦争をめぐる規定からすれば、敵基地攻撃能力保有は9条違反であることは明白で、政府の「専守防衛」の建前とも矛盾すると指摘。軍事的にも合理性と有効性を欠くものだと断じました。「戦争で犠牲になるのは誰かと考えれば、一切の戦争を禁止するしかない。実現するのは世論の力だ」と訴えました。
閉会あいさつに立った県平和委員会の影山秀夫事務局長は、この問題への反対の声を広げるとともに、自衛隊オスプレイの木更津配備撤回を求める署名を集めることを呼びかけました。
��平和新聞2020年12月15日号)