【愛知】青年・学生部
若者に憲法意識調査 9条「変えないで」67%
日本国憲法公布から74年となる11月3日、愛知県平和委員会青年・学生部は名古屋市の繁華街で「若者憲法アンケート」を実施しました。67%の若者が憲法9条は「変えるべきでない」と答えました。
アンケートは青年・学生部が20年以上前から毎年5月3日に実施しているもの。今年は新型コロナの影響でオンラインとなり、対面調査は11月に延期していました。
青年・学生部の会員ら9人が3時間呼びかけ、人通りの少ない中、52人が応じました。平均年齢18・5歳でした。
改憲の是非については賛成13人、反対11人、わからない27人でした。9条改憲については賛成7人、反対35人、わからない10人でした。
核兵器禁止条約への日本政府の態度について初めて尋ねたところ、40人が「批准すべき」と答えました。また、94%に当たる49人が「平和のために何かやりたい」と答えました。
青年・学生部長の澤村さんは、9条2項(戦力不保持)改憲についての問いに反対27人と、9条改憲反対より少ないことに触れ、「戦争はいやだが『何かあったときのために』、自衛隊を保険としてとらえている人が多い。実際には自衛隊が海外侵攻型に変わろうとしていることを、わかりやすく伝える必要があると思った」と分析します。
また、平和のために何かやりたいと答えた人が、質問を始めた5年前から過去最高を更新したことにについて、「平和への危機意識の反映だけでなく、テレビでツイッターデモが取り上げられるなど、市民運動が身近になったのではないか」と話しました。
��平和新聞2020年12月5日号)