【埼玉・越生町】地域組織結成へ
「食べて飲んで」の楽しい会に
埼玉県越生(おごせ)町で9月28日、越生町平和委員会が結成されました。県内で24個目となります。
越生町の会員はこれまで広域の比企平和委員会に参加し、活動してきました。比企から独立した地域組織もある中で、「越生町も独立を目指そう」と、結成に向けた相談会として会員が集合、県平和委員会の役員も参加し、県内の地域組織の活動を共有しました。
すでに平和新聞は独自に配達していることや、自衛官募集業務への協力に関するアンケートや要請を町に実施した際は「比企平和委員会生越支部」を名乗ったことなどを交流、「ここまでやっているのだから一気に結成しよう」との声が出て、急きょその場で発足となりました。
「気軽に楽しく」と、役員には代表や事務局、集金係のほか、渉外係やのんべえ係も。12月には陶芸家であるのんべえ係の工房で、町内の諸団体へのお披露目を兼ねた結成祝賀会を実施する計画です。
町内では、東京・横田基地の米軍機が頻繁に飛んでいます。「天候、昼夜問わず。時には深夜2時にも」と代表に就いた水澤さん。オスプレイが住宅地上空でモード転換を行う場面も目撃されています。3月議会では越生町九条の会が請願し、日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書が採択されました。水澤さんが参加する「おごせ自然エネルギーの会」では米軍機の問題で学習会を実施、講師を比企平和委員会の会員が担いました。
結成当日、おいしい昼食とともに自宅を提供した小池さんが、夫と入会したのは3年ほど前。以前から、米軍機の飛行調査をしてきました。参照したのが、県平和委員会発行の飛行実態を告発するパンフです。
「食べたり飲んだりしながらおしゃべりしやすい会にしたい」という小池さん。同時に、「今、戦争へ向かう本当に危ういとき。でもいろんな人が手をつないで頑張れば、流れは変えられる」と期待を込めます。
��平和新聞2020年10月15日号)