【埼玉・加須市で結成!】
低空飛行監視を土台に
埼玉県・加須市で15日、加須市平和委員会が結成されました。
当日は結成に先立ち、同市平和委員会準備会と県平和委員会との合同で「日米同盟と埼玉」の連続学習会の第1回「変わりゆく自衛隊」を開催。専守防衛から海外展開部隊へ変貌する自衛隊と埼玉との関わりについて、県平和委員会の二橋代表理事が解説しました。終了後は結成相談会に切り替えて意見交換。「次はこの人に参加してほしい」「(加須市の)旧1市3町それぞれから役員を出してもらおう」など、輪を広げることを確認しました。
結成の直接の契機となったのは、昨年、自衛官採用説明会のチラシが回覧板で回されたことです。急きょ持たれた相談会で問題点を学習し、意見交換する中で、「今後も運動を続けたい」と市平和委員会準備会を発足させ、準備会として県平和委員会とともに市との懇談の場を設けました。対応した総務部長らから経過を確認し、「何を回覧するかは町内会の自主性によるべきだ」「自衛隊の性格上、自治体が募集業務に安易に協力すべきではない」などと訴えました。
また結成の土台には、ここ数年激化する米軍機の低空飛行を監視し、市民に啓発してきた「オスプレイ来るな!東埼玉の会」の運動が支えとなりました。県平和委員会が提起した「空のウォッチング」を積み重ねるとともに、上空を飛ぶ軍用機が米軍機だと多くの市民が知らない中で、街頭宣伝や学習会にも力を入れました。苦情を受け付ける窓口を市に置くことも実現させました。今後は平和委員会に合流して運動を継続することにしています。
11月に連続学習会の第2回目、12月に基地の実態を学ぶフィールドワークを計画しています。