【埼玉・おおみや】
初の「平和カフェ」
陸自化学学校は
埼玉県のおおみや平和委員会は9月8日、初めての「平和カフェ」を開催、11人が参加しました。特に地元にある陸上自衛隊大宮駐屯地を巡り、情報や意見を交流しました。
同駐屯地に所在する陸上自衛隊化学学校では、サリンなど殺傷能力が高い毒ガスの製造・管理が行われています。製造物質の内容や量について、同平和委員会は3月に防衛省へ開示請求、2013年から5年分の資料を得ました。
「カフェ」ではこれら資料を共有。駐屯地近隣に住む人は、「自衛隊が花見を企画して回覧板で案内するなど、地域に根差そうとする様子がうかがえる」「半分ほど取り壊された官舎の跡地に何ができるのか、問い合わせても『未定』と言われる。不安だ」などの実態を話しました。
「カフェ」は結成から2年余が経過する同平和委員会が、気軽に集まり、平和について話せる場をつくろうと始めたものです。5月の開催を予定していましたが、新型コロナのため延期していました。会員には暑中見舞い葉書で、また市内の団体機関紙にチラシを折り込んで開催を知らせました。同平和委員会はさいたま市内の旧大宮市に当たる4行政区の会員でつくる組織で、今後4区を順に会場にし開催する予定です。
��平和新聞2020年10月5日号)