【ながさき】総会で地位協定学ぶ
��人が入会・購読
ながさき平和委員会は11日、定期総会を開催、布施祐仁・本紙編集長が「なぜ日本は米国いいなりか−日米地位協定の60年」をテーマに記念講演を行いました。あいにく東京都のコロナ感染が再拡大となったため、急きょオンライン講演となりました。会内外から35人が参加しました。
布施編集長さんは在日米軍基地でのコロナ感染拡大の背景に、米兵などに出入国や移動を自由にできる権利を与える一方で日本の権限は及ばない、世界一従属的な日米地位協定があると指摘。このような米国言いなりのルーツは、占領下で日本の基地を自由に使用した70年前の朝鮮戦争にあると述べました。そして、「安保条約が日本防衛でなく米国の世界的な覇権を維持するために機能していることを広く知らせ、軍事力に頼らない安全保障のビジョンを議論していこう」と呼びかけました。
参加者からは「ASEANなどの平和的な解決方法の先例があることも伝えながら、『日米安保・地位協定いらない』の世論を広げたい」などの感想が寄せられました。
役員内では、総会に向けて会員・読者を増やそうと意思統一し、それぞれ働きかけて総会を前後し5人が入会・購読することに。そのうちの1人は元会員で、「経済的には大変だが、自分の原点は平和活動だから」と言って再入会しました。
��平和新聞2020年7月25日号)