【神奈川】米軍でコロナ拡大
感染防止求めよと県へ要請
新型コロナウイルスへの感染が在日米軍基地でも報告される中、米軍は十分な情報公開や感染防止策をとることを求めるよう、神奈川県平和委員会など3団体が15日、県知事に対し要請しました。県内では、米軍横須賀基地を母港とする艦船での感染が報告されています。県平和委員会らは「県民のいのちと安全を守るため」、①情報の把握と公表②県の感染防止策の米軍への適用③米兵などの入国、検疫体制④日米地位協定の抜本的改定を求めました。
応対した基地対策部長は「日米地位協定によって検疫は米軍が独自に行うことになっており、厳格な管理がされていると認識している。日米合同委員会の合意で地元の保健所と情報交換がされている」と答えました。原子力空母ロナルド・レーガンの乗組員15人が感染したことについて要請側が「知事はまだ把握していないと答えていたが、その後把握したのか」と問うと、「国は米軍から情報を得ていないとの回答だった」と述べました。(平和新聞2020年4月25日号)