【青森県＆上十三】米軍コロナで県と基地司令に要請

【青森県＆上十三】米軍コロナで県と基地司令に要請
「米兵の基地外への移動禁止」等求める

　在日米軍内での新型コロナウイルス感染拡大の問題で、青森県平和委員会は16日、県知事に対し、米軍三沢基地をはじめとする在日米軍の感染情報の提供を米軍に求めることなどを要請しました。また17日には、県平和委員会と上十三平和委員会が東北防衛局三沢事務所を通じ、三沢基地司令に要請しました。
　県知事に対しては、①情報把握と住民への公表②米兵の入国・検疫の管理、米兵の基地外への移動禁止③日米地位協定見直しを、国・米軍へ求めるよう要請しました。
　応対した防災危機管理課課長代理は、「現在まで県に感染の通報はない。感染があれば日米合同委員会の確認で十和田保健所に通報され、協議することになる。必要な情報提供は努力したい」と回答。日米地位協定については「青森県も渉外知事会を通して関係省庁に要請している」と述べました。
　三沢基地司令に対しては、①情報の公表②米兵の基地外への移動禁止③入国・検疫の強化を求めました。応対した防衛事務所次長は、「要請内容はしっかりと司令官に伝える」と答えました。
��平和新聞2020年4月25日号）