【京都・福知山】事前通知求めて交渉
米軍の実弾射撃訓練めぐり
京都府の福知山平和委員会は1月14日、陸自福知山射撃場での米軍の実弾射撃訓練などをめぐり、対市交渉をおこないました。市からは、市長公室長ら4人が対応。市平和委員会からは、水谷徳夫会長ら5人が出席しました。
交渉では、米軍による訓練に一貫して反対の意を伝えるとともに、射撃場での訓練日程を事前に通知するよう求めました。これに対して市は、「防衛局からは極秘で伝えられているので教えられない」と回答。市民の懸念もあり、せめて市議会にだけは通知するよう求めると、「防衛局から『お墨付き』があれば」と答えるのにとどめました。また、米軍関係者による交通事故への市の対応についても質問。全国知事会の日米地位協定見直しの提言を示し、市として地位協定見直しの意見書提出を求めました。これに対して市は、「市として要請はしない」と回答しました。
水谷会長は、「福知山射撃場は陸自との共用とはいえ、ほぼ米軍基地の状態。この問題を抱えているのに、積極的に地位協定見直しの提言にふれようとしない市の姿勢には落胆している」と話しました。市平和委員会では、今後も市との話し合いを継続していきます。
��平和新聞2020年3月5日号)