【茨城】「9条改憲は許さない」を掲げ
百里初午まつり開催
茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地に隣接する民有地で2月11日、百里初午まつりが行われました。基地の誘導路を曲げる平和公園で、基地撤去をめざして百里基地反対同盟が毎年開いているもの。約450人が参加しました。
主催者あいさつに立った百里基地反対同盟の梅沢優会長は「昨年末から順次移動しているF2戦闘機の飛来で、騒音が激しくなった」と報告。「首相は射爆場山にある『自衛隊は憲法違反』の看板を何とかなくしたい。憲法に自衛隊が書き加えられたら、公共の福祉の名のもとに看板は強権的に外される。まつりで交流を深め、今後のたたかいに備えよう」と呼びかけました。
百里基地訴訟弁護団の内藤功弁護士(日本平和委員会代表理事)は、「一人ひとりが団結を固めて憲法9条を守り、百里のたたかいを知らせていこう」と訴えました。
50人以上が参加した東京平和委員会は、横田基地をめぐるたたかいや歌を披露しました。
参加者は、「9条の改憲は絶対に許してはなりません」などと呼びかけるアピールを拍手で確認しました。また、1月30日に起きた三沢基地所属機の油圧系統の不具合による百里基地への緊急着陸に関し、原因究明や訓練中止を求める防衛大臣と百里基地司令宛ての抗議・要請文を確認しました。その後参加者ら30人は、百里基地正門前で自衛隊の担当者に手渡しました。担当者は「答える立場にない」と言うのみでした。
��平和新聞2020年3月15日号)