【長野】
米軍機低空飛行で要請
飛行訓練は中止を
長野県平和委員会は6月13日、米軍の航空機2機が長野県東部の佐久地区上空を低空で飛行する様子が目撃されたことを受け、防衛省・外務省への要請行動を実施しました。
要請は日本共産党佐久地区委員会とともに行い、佐久市議など佐久地域から4人が参加。長野県平和委員会からは、永井光明代表理事と林茂樹事務局長が参加しました。日本共産党の藤野保史衆院議員、井上哲史参院議員、武田良介参院議員も同席しました。
飛行が目撃されたのは5月30日。米軍は4日後には横田基地所属のC130輸送機の訓練だったことを認め、「日米政府の合意に即して行われた」と説明しました。
要請では、「こんな低空飛行は見たことがない」「なぜ住宅地で低空飛行するのか」といった住民からの驚きや不安の声を紹介するとともに、それぞれの団体から要請書を提出。今回の低空飛行の詳細を明らかにすることに加え、飛行訓練の中止と日米地位協定の見直しなどを求めました。
対応した防衛省・外務省の担当者は、「米軍から安全に配慮していると回答を受けた」とし、追及する姿勢は示しませんでした。
これに対し要請団は「住宅地の真上を低空飛行して『配慮している』と言えるのか」「直ちに飛行を撮影した動画から飛行高度を割り出し、米軍に是正を求めるべきだ」などと申し入れました。(林茂樹)