【日本平和委】沖縄に基地つくるな宣伝行動
「空から落ちてくるのは雨や雪だけでいい」
日本平和委員会は14日、沖縄連帯「15日行動」を実施しました。基地のない平和な沖縄をめざす会などから約15人が参加しました。
日本平和委員会の千坂純事務局長は、沖縄県浦添市の中学校への米軍ヘリ部品落下事故に触れ、「部品落下は生徒からわずか30㌢の距離。学校では屋外活動が制限され、米軍機が接近したら即非難という事態。ほんの少しずれていたら取り返しのつかないことになっていた」と強調しました。
全労連の長尾副議長は、「命を奪う事故になったかもしれないのに、米軍機は飛び続けている。上空に米軍機が来ると、学校では1日に何度も避難する。なぜこんな生活を続けなければならないのか。日本政府は飛行中止をきっぱり米軍に申し入れるべきだ」と訴え。市民連合の共通政策に辺野古新基地反対や地位協定改定などが盛り込まれていることを紹介し、「参院選はチャンス。工事はまだ止められる。民意を示そう」と呼びかけました。
沖縄の会のメンバーが楽器演奏などでにぎやかにうたごえを響かせました。
東京平和委員会会員の大熊啓さんは、この日の行動に合わせて作った新曲「見上げた空から」を披露。家族とともに参加しました。「私にも2人の子どもがいる。部品落下事件は他人事ではない。緑ヶ丘保育園への米軍機部品落下事件から、何か歌を作りたいと思っていた。空から落ちてくるのは雨や雪だけでいい。静かな空を見上げ続けたい」と訴えました。
足を止めた女性は「また米軍機の事故許せない。頑張って下さい」と話しました。沖縄出身の親子は「東京に来て40年になるが、やっぱり基地が造られるのは嫌です」と話していました。
普天間基地の無条件返還を求める署名は26人分が寄せられました。