≪声明≫
安倍晋三内閣総理大臣、岩屋毅防衛大臣 殿
大阪空港へのMV22オスプレイ緊急着陸に抗議し、すべてのオスプレイの飛行中止と撤去を求める
2019年4月2日
日本平和委員会
4日1日午後1時56分ごろ、大阪空港に沖縄・普天間基地所属の米軍輸送機MV22オスプレイ1機が緊急着陸した。これに伴い二つある滑走路が着陸の前後20分ほど閉鎖された。緊急着陸の理由はわからないという。
普天間基地所属のMV22オスプレイは、2016年末以来だけでも、2回の墜落と8回の緊急着陸を発生させている。最近では、3月27日に沖永良部空港(鹿児島県)に緊急着陸したのに続く異常事態である。さらに、東京・横田基地に配備された特殊作戦用CV22オスプレイも、昨年6月に奄美空港に緊急着陸している。MV22オスプレイの10万飛行時間当たりの「クラスA」事故率は、配備時に「時間がたてば必ず減少する」と言っていたのとは裏腹に、2013年の1・75から2017年9月の3.24に倍増している。もはやその危険性は誰の目にも明らかである。
3月16日に沖縄県で開かれた「辺野古新基地建設断念を求める県民大会」決議も、「欠陥機オスプレイ配備を撤回し、米軍普天間基地を即時運用停止し、閉鎖・撤去すること」を求めている。オスプレイと沖縄県民、日本国民の命と安全は両立しない。
普天間基地のMV22オスプレイも、米空軍横田基地の特殊作戦用CV22オスプレイも、ただちに飛行中止し、撤去することを強く要求する。
以上