【山口】自衛隊名簿提供
事務局長が市と懇談
山口県平和委員会の山本順次事務局長は3月28日、光市の市民課を訪れ、市における自衛官募集のための名簿提供について、担当者と懇談しました。
光市は、名簿の提供には応じていない自治体です。山本事務局長は、県内19市町村のうち8自治体が名簿を提供していると紹介。このうち、安倍晋三首相の選挙区内の下関市、長門市などが首相による「自衛官募集への協力」発言の直後に閲覧から提供に切り替えたと指摘し、「今後も名簿提供をしないようお願いしたい」と述べました。これに担当者は「市として、名簿提供は今後も行わない」と明言しました。
県内では、県労連や県人権連、県高教組などでつくる「山口県就職連絡会」がプライバシー保護の観点から名簿提供をしないよう要請する取り組みを実施しています。山本事務局長は「県平和委員会として、『二度と赤紙を配らない』という視点で各自治体での実施を呼びかけたい」と話しています。(平和新聞2019年4月25日)