【秋田】イージス・アショア配備反対 署名で全県の運動へ
昨年12月19日、政府は陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入を閣議決定、秋田市の陸自新屋演習場は配備候補地の一つです。
秋田県平和委員会は配備反対を求める運動の中心を担っています。報道を受け、平和委員会など3団体で11月には県知事と秋田市長へ申し入れを実施。「イージス・アショアを考える市民の会」準備会を立ち上げ、県知事宛ての署名運動を開始しました。
平和委員会は県内大小の学習会へ講師を派遣。イージス・アショアは日本を守るためのものではなく、米軍基地が一度つくられれば恒久的に使われる可能性があると解説、「戦争につながる動きに反対しよう」と訴えています。毎週金曜には「ミサイル基地はいらない」と書かれた横断幕を掲げ、署名を呼びかけるスタンディングを続けてきました。
2月13日、県平和委員会は集まった署名1105人分を持って、再び県知事へ申し入れを実施。「約2カ月の短期間に1105人もの県民が署名したことは『ミサイル基地化』される不安や疑問が広がっている証拠だ」として、反対するよう求めました。
今後、全県の運動に発展させるため、3月5日には「市民の会」準備会を「ミサイル基地『イージス・アショア』を考える県民の会」として発足。総がかり行動実行委員会、イージス・アショアを考える実行委員会と3者で連絡会を結成し、配備中止を求める国会請願統一署名を3月からスタートしています。(平和新聞2018年3月25日号)