【宮城・王城寺原】日米共同訓練に抗議 オスプレイ来るな
宮城県の陸上自衛隊王城寺原演習場(色麻町、大和町、大衡村)で2月15日、日米共同訓練が始まりました。同訓練には米海兵隊約550人が参加し、オスプレイが初飛来する計画です。これに対し、県平和委員会や県労連などでつくる「米軍移転・日米共同演習反対宮城県連絡会」は2月7~9日、県と関係6市町村や自衛隊に申し入れ、「訓練は沖縄の負担軽減にはならない。危険な訓練は中止すべき」と訴えました。15日には抗議集会を開催。70人が参加し、「オスプレイは飛ばすな」と演習場周辺を約1時間デモ行進しました。
訓練は3月2日まで。連絡会は連日監視活動を実施しました。演習場の着弾地を臨む雪山に登り、砲撃音や着弾地点を記録します。オスプレイは4日間訓練を行い、16日には大衡村役場上空を飛行。住宅地上空の飛行や低空飛行も確認されました。21日には、米軍のオスプレイ2機に自衛隊員40人が分かれて乗りこむ様子が公開されています。
県平和委員会事務局長は、「監視をしているとこちらに飛んでくるのではと思うほど大きな音がする。戦争訓練そのものだ」と話します。
監視行動参加者1人が入会、大衡村で「米軍機が上空を飛んだ」と知らせてくれた1人が新聞読者になりました。(平和新聞2018年3月5日号)