【オスプレイ 関東で目撃】監視で実態明らかに
1月12~19日に米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイ6機が陸自東富士演習場(静岡県御殿場市など)で訓練を行うことが、昨年末にわかりました。年末年始にかけて米軍機の事件・事故が相次ぐ中での強行です。
御殿場市では、「オスプレイに反対する東富士住民の会」が1月5日、自治体と地権者団体に訓練を受け入れないよう要請しました。12~19日には演習場近くで訓練を監視。発着訓練をくり返したほか、市街地上空を旋回、モード転換をすることもありました。演習場外訓練は使用協定にも違反するものです。
オスプレイは米軍横田基地(東京都福生市など)などを経由したため、関東でも飛行が目撃されました。
東京の羽村平和委員会は、横田基地周辺で監視。タッチアンドゴーや低空飛行のまま着陸せずに通過する様子も目撃されました。
埼玉県平和委員会は県内での目撃情報を収集、18日には8カ所から23件の情報が入りました。日高市の会員からは「今までで一番ひどい騒音」と声が寄せられています。県平和委員会は、目撃地点と時間を地図上で結び、県北西部の広範囲で飛行していた実態を明らかにしました。「飛行ルートも明らかにされず、県上空で無通告の訓練が行われたも同然」として、2月13日には飛行実態をもとに県の基地対策担当と懇談する予定です。(平和新聞2018年2月5日号)