【神奈川・相模原】
戦跡巡りとBBQ
世代を超えて交流
神奈川県・相模原市平和委員会と同青年部は10日、「戦跡めぐり&バーベキュー」を行いました。企画自体は3回目ですが、青年部結成からは初めて。25人が参加しました。
相模原市に隣接する座間市の戦跡を、地元研究者のお話しを聞きながら見て回りました。公園や団地といったよくある風景の中の真っすぐな道が実は航空機の滑走路だったこと、地域一体は「雷電」という戦闘機を造る高座海軍工廠という大工場であったこと、そこで働いていた人の多くは台湾から来た13~14歳くらいの少年達だったことなどを学びました。
参加者からは「自分の町の知らない歴史を知れてよかった」などと感想が寄せられました。
バーベキューにはベトナムから働きに来ている青年2人も、準備から参加しました。次は2人にベトナム料理の作り方を教えてもらい、料理を囲みながら、ベトナム戦争時、相模総合補給廠で修理された戦車がベトナムへ送り返されるのを座り込みで阻止した戦車闘争について、学ぶ会をやりたいと盛り上がりました。
この日、前回の戦跡めぐりで入会した青年の誘いで参加した青年を含む、2人が入会しました。また後日、「勉強になったし楽しかったです」と、もう1人青年が入会しました。
世代を超えて一緒にわいわいと楽しむ機会を今後も大切にするために、お金の心配も気兼ねもなく、みんなが楽しめるものにするために、もっと工夫を重ねようと話し合っています。
��平和新聞2017年9月25日号)