【群馬・館林】バスツアー 「重監房」資料館訪れ

2017/08/03

各地の活動

【群馬・館林】バスツアー
「重監房」資料館訪れ


170702群馬・重監房資料館バスツアー


群馬県の館林邑楽(おうら)平和委員会は7月2日、草津町の国立ハンセン病療養所・栗生楽泉園内の重監房資料館を見学するバスツアーを企画し、45人が参加しました。
かつて同園内にあった「重監房」は、1938~47年にかけて使用されたハンセン病患者懲罰施設です。“特に反抗的”とされた延べ93人の患者が全国から収監され、寒さや飢えなど過酷な生活を強いられ23人が亡くなったと言われています。そうした人権侵害の歴史を伝える資料館が2014年、同園内に完成。「重監房」の構造や様子が実寸大で再現されました。
 現地に向かうバスの中では、支援団体「群馬・ハンセン病訴訟を支援しともに生きる会」の大川正治さんが、ハンセン病患者が受けた差別や歴史、人権回復のための裁判などについて解説しました。
 現地では、資料館を見学後、納骨堂で献花。ハンセン病患者で入所者自治会元役員の岸従一さんから話を聞き、土台だけが残る「重監房」跡地も訪れました。
参加者は、「『重監房』はコンクリートの壁に小さな窓だけで、これでは冬は凍えて死んでしまう」「病室とは言えない、まさに監獄」「ツアーに参加し、献花できてよかった」と感想を話しました。
午後は、草津の温泉街で自由時間。食事や足湯を楽しみ、帰りは建設中の八ッ場(やんば)ダムに立ち寄りました。
��平和新聞2017年7月15日号)

カウンター〈21/06/18-〉

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