≪声明≫
普天間基地配備オスプレイの再度の墜落事故に抗議し、
飛行・訓練の中止と即時撤去を求める
――8月の北海道での演習へのオスプレイ参加はただちに中止を――
2017年8月6日 日本平和委員会
8月5日、オーストリア東部沖で沖縄・普天間基地配備の米海兵隊輸送機MV22オスプレイが墜落し、3人の隊員が行方不明であると報じられている。昨年12月の沖縄・名護市沖への墜落に続く事故であり、もはやオスプレイの危険性は誰の目にも明らかである。
しかも、沖縄での墜落事故の原因はいまだに明らかになっていない。沖縄県が事故原因の究明がされるまでの飛行中止を求めていたにもかかわらず、米軍は飛行再開を強行し、安倍政権はこれを容認してきた。日米両政府の責任は重大である。
また、2015年5月にハワイで起きた墜落事故の原因と指摘されている、砂塵を吸い込み故障するエンジン・フィルターの欠陥を改善するめども立っていない(しんぶん赤旗、8月3日付)。もはや、オスプレイが飛んではならない軍用機であることは、二重三重に明らかである。
私たちは、オスプレイの飛行をただちに中止し、日本から撤去することを求めるものである。ましてや、この8月に予定されている北海道大演習場・上富良野演習場・矢臼別演習場での米海兵隊と陸上自衛隊との大規模演習へのオスプレイ6機の参加をはじめ、一切の訓練を中止すべきである。オスプレイの拠点基地となる辺野古新基地建設工事をただちに中止し、計画を撤回すべきである。横田基地へのCV22オスプレイ配備計画、自衛隊への17機のオスプレイ導入計画と佐賀空港への配備計画も中止すべきである。木更津のオスプレイ整備拠点も撤去すべきである。
以上のことを強く求めるものである。