≪声明≫
北朝鮮の弾道ミサイル発射に断固として抗議する
――軍事挑発をただちに中止し、平和解決に努力を
2017年8月29日 日本平和委員会
一、本日早朝、北朝鮮は弾道ミサイル発射を強行し、弾道ミサイルは北海道上空を通過し襟裳岬東方約1180キロに着弾したとされる。国連安保理決議や国際的合意に反し、世界と地域の平和と安定を脅かし緊張を高めるこの暴挙に、断固として抗議する。しかもそれは無通告で行われ、日本国民の命と安全をも脅かす危険な行為であり断じて許せない。とりわけこの暴挙が、関係国の中に様々な平和解決をめざす努力が生まれている最中に強行されたことは重大であり、厳しく抗議する。
私たちは北朝鮮に対し、軍事挑発と核・ミサイル開発をただちに中止し、対話のテーブルに着くことを強く要求するものである。
一、同時に、関係各国も軍事緊張を高める行動を中止し、平和的外交的解決に徹することを、強く求めるものである。この問題の解決に軍事的選択肢はない。それはこの地域の破局を招くだけである。とりわけ、安倍政権は、対話を頑なに拒否し、日米核軍事同盟強化・軍事威嚇一辺倒の姿勢ではなく、米国、韓国でも模索されている、対話による解決への努力に力を注ぐべきである。