【京都・福知山】米軍の射撃訓練中止求め集会
京都府京丹後市の米軍レーダー基地所属の軍人・軍属による陸自福知山射撃場(福知山市)での実弾射撃訓練に反対して1月14日、福知山市内で「米軍くるな福知山市民集会」が開かれ、約110人が参加しました。「米軍の実弾射撃訓練中止を求める福知山の会」、「米軍基地もいらない京都府民の会」が主催。
訓練受け入れはレーダー基地に次ぐ「第二の米軍基地」をつくることになるとして反対の声が上がっていましたが、国は住民への十分な説明を行わないまま、昨年11月に訓練を強行しました。
集会で、「福知山の会」の水谷徳夫さん(福知山平和委員会会長)は、住民から事件・事故への不安の声が寄せられている一方、「府や市は国のいいなりで市民への説明はない」と批判。「共同使用を許せば米軍基地が広がることにつながる。多くの市民に知らせ、京丹後の基地撤去の展望も切り開こう」と訴えました。
「府民の会」の片岡明事務局長(京都平和委員会事務局長)は、京都の米軍基地がミサイル防衛の重要な拠点となっており、米軍の要求が今後エスカレートする可能性があると指摘しました。
最後に、訓練は住民の安全・安心を脅かし、新たな米軍基地をつくることになるとして中止・撤回を求めるアピールを採択しました。
��平和新聞2017年2月5日号)