【東京・横田基地】オスプレイ配備ストップ
駅前で市民に訴え
東京都福生市など5市1町にまたがる米軍横田基地へ、米空軍特殊作戦用のCV22オスプレイ10機の配備が今年後半にも狙われています。
配備が迫るなか、月1回の座り込みを行ってきた「横田基地の撤去を求める西多摩の会」(以下、西多摩の会)は、「CV22の危険性を多くの市民に知らせよう」と、昨年10月からスタンディングを開始しました。
毎月22日に基地周辺3カ所の駅前で、「オスプレイは日本のどこにもいらない」と書かれた横断幕を広げ、ハンドマイクで訴えながらリーフを配布、配備撤回を求める署名を呼びかけています。さらに1月21日には、西多摩の会のほか、訴訟団や市民集会実行委員会など地元の6者で共同し、駅前で大宣伝を実施。署名80筆が寄せられました。
同基地では1月10~12日、沖縄に駐留する米海兵隊のパラシュート降下訓練が強行されました。北関東防衛局は周辺自治体への情報提供で、人員降下は「延べ53名程度」としていましたが、実際は3日間で延べ127人が降下しました。
基地の監視を続けてきた羽村平和委員会の高橋美枝子さんは、「この訓練はCV22配備と一体の問題。配備されればさらに訓練が激化する可能性がある」と指摘します。「配備を止めるのは簡単なことではない。でも、基地の動きに対してすぐに声を上げられるよう、市民に広く知ってほしい。何があってもあきらめず、横田基地を撤去するまでがんばりたい」
��平和新聞2017年2月5日号)