≪談話≫米軍オスプレイの空中給油再開に抗議する

2017/01/04

声明・談話

≪談話≫
米軍オスプレイの空中給油再開通告に抗議しその中止とオスプレイの撤去を求める


��017年1月5日 日本平和委員会事務局長・千坂 純

 防衛省は、米軍普天間基地の米海兵隊MV22オスプレイが1月6日以降、空中給油を再開すると発表した。私たちはこれに強く抗議し、オスプレイの空中給油を中止するとともに、オスプレイの一切の飛行中止とその撤去を求めるものである。
 オスプレイは昨年12月13日夜、沖縄近海で米空軍MC130からの空中給油訓練を行っている最中に事故を起こし、名護市安部の海岸近くの浅瀬に墜落したが、事故原因の究明を行うこともなく、12月19日に空中給油を除く飛行を全面再開していた。今回の空中給油の再開も、事故原因の究明なしで強行されるものであり、断じて許されない。防衛省の発表文でも、「米側においては、現在、最終的な事故調査を行っているところであり、空中給油時に給油ホースとオスプレイが予期せず接触する原因になりえた、人的及び物的要因の可能性について精査が行われている」と、未だに原因調査中であることを認めている。にもかかわらず、なぜ、「米側において安全に空中給油を実施する準備が整ったと考えられる」(防衛省発表文)と言えるのか。沖縄県民、国民の命と安全をないがしろにしたこのような対米追随の無責任な姿勢は断じて許せない。
 オスプレイの分析にも関わった元米国防分析研究所主任分析官レックス・リボロ氏は、オスプレイは空中給油の際にプロペラに給油間のホースが当たりやすく、プロペラは壊れやすく、一基のプロペラが壊れると操縦不能に陥る欠陥を持っていると指摘している(しんぶん赤旗日曜版)。そもそもオスプレイはオートローテーション(自動回転)機能も持たない、極めて不安定な構造を持った欠陥機であり、沖縄県民は41全市町村長が署名した「建白書」で配備撤回を求めてきたものである。
 私たちは、原因究明までの空中給油活動の中止を求めるとともに、沖縄・全国でのオスプレイの一切の飛行中止と、その配備撤回、オスプレイ配備拠点となる新米軍基地建設の中止、普天間基地の無条件撤去を、ここに改めて求めるものである。

カウンター〈21/06/18-〉

自己紹介

自分の写真
日本平和委員会は、北海道から沖縄までの津々浦々で、草の根から平和を築くために活動しているNGO(非政府組織)です。

こちらのブログは「平和新聞」掲載の記事を中心に紹介しています。

ご入会・ご購読、絶賛受付中です!

日本平和委員会→ http://j-peace.org/

このブログを検索

アーカイブ

ラベル

QooQ