【千葉・木更津】集会へ1300人
オスプレイの整備基地化反対
千葉県木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地に隣接する公園で11月13日、オスプレイの整備拠点化に反対する集会が開催されました。県内外から1300人以上が駆けつけ、「オスプレイは日本のどこにもいらない」と声をあげました。
木更津駐屯地には国内初のオスプレイ整備拠点がつくられ、来年1月にも整備を始める見込みです。沖縄の米海兵隊だけでなく、陸自が導入予定のオスプレイも利用する計画です。
主催は、オスプレイ来るないらない住民の会、君津木更津地区労センター、平和・人権・教育と文化を考える会、君津・木更津地区労働組合連合会の呼びかけによる11・13県民大集会実行委員会。主催者を代表し、平良文夫さんはオスプレイによる被害実態を紹介、「戦争そのものをやめよう」と呼びかけました。
地元江川地区に住む武藤美好さんは、駐屯地には保育園や交通公園が隣接し、民家や総合運動場も近くにあることを紹介、「今も大型輸送ヘリがすごい音で飛ぶ。オスプレイは整備だけでなく、試運転やホバリングテストをやる。今でも騒音で悩まされているのに、これ以上許されない」と怒りを見せました。また「市は一度も住民説明会を開いていない。市は米軍と運用について協定を結びたいと言っているが、沖縄を見ても約束を守らないのが米軍だ」と訴えました。
共産党、自由党、社民党の衆参議員のほか、新社会党の代表や千葉県議(無所属)が参加、連帯のあいさつをしました。神奈川や沖縄の代表が発言しました。
参加者は「沖縄にも本土にも、オスプレイを配備するな!」などとするアピールを確認、集会後は駅前までデモ行進し、「平和をまもろう」と呼びかけました。
��平和新聞2016年11月25日号)