「フェスタ」に７５０人集う
京都府京丹後市で11月６日、「米軍基地いらんちゃフェスタ」が開かれ、琉球新報政治部長の島洋子さんが講演しました。同市に建設された米軍Ｘバンドレーダー基地（経ケ岬通信所）に反対するもので、３回目。周辺住民でつくる「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」と「米軍基地建設反対丹後連絡会」が主催し、約７５０人が参加しました。
島さんは冒頭、Ｘバンドレーダー基地を視察した感想に触れ、「住民に知らせないまま、金で人々を誘導する政府のやり口は沖縄で行われていることと同じ」と述べました。沖縄への米軍基地建設推進の理由にあげられる、基地の経済効果や抑止力を批判。「軍事力強化ではなく、他国との信頼構築が本当の安全を保障する」と訴えました。
米軍基地建設を憂う宇川有志の会事務局長の永井友昭さんは、重大事故の続発や穴文殊洞窟の真上にトイレを設置するなど、「住民感情を侮蔑するものだ」と訴えました。陸上自衛隊福知山駐屯地における米軍属の実弾射撃訓練実施計画について、福知山平和委員会の水谷徳夫さんが反対運動を報告しました。
参加者は集会後、会場から峰山町内をデモ行進し、「米軍基地いらんちゃ！」と声を合わせました。
��平和新聞2016年12月5日号）
