全県キャラバン開始
戦争法廃止を求める2000万人統一署名が、4月28日の集約日に向け、各地域でじわじわと広がりを見せています。
奈良県平和委員会は7日、「2000万署名全県キャラバン行動」をスタートさせました。
初日は生駒市で実施。9人が参加し、43人分の署名を集めました。署名を呼びかける横断幕や平和委員会の旗を掲げ、平和委員会発行の戦争法告発リーフレットを配布しながらマイクで訴えました。
同市平和委員会の田中さんは、署名した人からさらに広げてもらおうと、何人かに署名用紙を持ち帰ってもらいました。同県の新日本婦人の会が作成した返信用封筒をあわせて渡しています。「対話した方は『安倍さん(首相)は何を考えているのか』と、口々に言います。署名はしない人も、リーフはよく受け取ってくれます。読んで次は署名してくれたらいいなと思います」
キャラバンは、4月半ばまでの約1カ月を通し、13カ所で行います。夕方の1時間、駅前などで署名を呼びかける計画です。
県平和委員会の河戸憲次郎事務局長は、「生駒や平群など、他団体と協力し旺盛に運動を展開している地域もありますが、平和委員会独自の運動は全体的には低調」と言います。そこで県平和委員会の役員が積極的に出かけ、地元平和委員会と一緒に行動しようと決めました。
ある地域組織からは、「県が来てくれることはありがたい。独自にはできなかったが一緒ならできる」と歓迎されています。12月に発足した天理市平和委員会にとっては、初の独自行動です。五條市では、行動後に懇談会を持ち、地域組織発足に向けた相談を行う予定です。河戸さんは、「キャラバンを通じて、会員・読者も増やしたい」と話しています。
��平和新聞2016年3月5日号)